排水ポンプや換気ファンの入切のためだけに、毎日現場まで歩いていませんか。
FieldMagic親機に標準搭載のマップアプリを設定することで、ブラウザ上で表示した施設の構内図などから設備の制御を行うことができます。
本記事では親機でのマップ設定と動作確認までを取り扱います。
※実際にデバイスを遠隔制御するためには、デバイスを取り付ける電気工事が必要です。
下記記事をご参照ください。
【導入レシピ】制御盤を遠隔操作する工事計画と電気工事
アプリ構成について

Field Magicには標準搭載されたアプリケーションが存在します。
本記事では管理画面、NodeRED、スケジュールアプリを使用します。
- NodeRED: デバイスを制御するための実行フローを登録します。
- マップアプリ: 登録したフローをマップ上に設置するピンに割り当てます。
各種アプリはシステム管理画面からアクセスできます。
システム管理画面には、WEBブラウザを使用してアクセスします。
システム管理画面へのアクセス方法

- コントローラーのLANポートにLANケーブルを接続し、PCなどの端末と同じネットワークに接続してください。
- コントローラーの電源を投入し、STATUS LEDが点灯したら、本体裏面のラベルに記載されているURL(http://<機器コード>.local)にアクセスしてください。
NodeRED、マップアプリはシステム管理画面のメニューよりアクセスします。
後述のアプリ設定については、BH株式会社が設定代行するサービス「Field Magic Studio」をご利用いただくことも可能です。
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【親機設定】 画面の操作で設備が動くフローを用意する
画面のボタンと現場の設備は、親機のNode-REDに作るフローでつなぎます。
ブラウザのシステム管理画面からNodeREDにアクセスしてください。
下記のファイルをダウンロードし、NodeRED画面にドラッグ&ドロップしてください。
NodeREDフロー: flows-aux-contact-monitoring.json


設備制御フローの設定

- 「換気ファンをON」という名前をダブルクリックしてBBUS-R2P2ノード設定画面を開きます。
- 「NWデバイス」で制御する対象の通信ユニットを選択します。
- 「完了」をクリックします。
- 同様の動作を「換気ファンをOFF」でも繰り返します。
- 「デプロイ」をクリックします。
デフォルトの設定は1秒(1000ms)のワンショット出力です。
「時間指定」を「0」に変更すると時間は無制限になり、例えば「換気ファンをON」ノードが実行された場合、出力はONを保ち続けます。
状態取得フローの設定

- 「運転状態を読む」という名前をダブルクリックしてBBUS-R2P2ノード設定画面を開きます。
- 「NWデバイス」で状態を取得する通信ユニットを選択します。
- 「完了」をクリックします。
- 「デプロイ」をクリックします。
NodeREDでの設定は以上となります。
【マップ作成】 図面に設備のピンを置き、操作ボタンを割り当てる
マップアプリに構内図を取り込み、設備の位置にピンを置きます。
どの設備がどこにあるかは、この構内図の上で確認します。
ブラウザのシステム管理画面からマップアプリにアクセスしてください。


- マップを追加する
画面左のマップ一覧で「追加」を押し、マップ名を入力して、背景画像に構内図を指定します。ピンの大きさと、値を参照する過去の範囲(分)もここで決めます。 - 編集モードに切り替える
画面上部のボタンで編集モードに切り替えます。「編集中」と表示された状態で、ピンを置きたい場所をクリックします。 - ピンを追加する
右側のフォームで、ピン名、アイコン、座標を入力します。ピン名には「1号棟 排気ファン」のように現場の呼び名を使います。 - 操作ボタンを割り当てる
同じフォームの「操作ボタンを追加」で下記のように登録します。
– ラベル: ON リクエスト: 1号棟 排気ファン ON
– ラベル: OFF リクエスト: 1号棟 排気ファン OFF - ピンの保存
「追加する」をクリックします。

設備が複数の棟に分かれている場合は、棟ごとやエリアごとにマップを分けて登録し、一覧から切り替えて使います。
【遠隔操作】 図面のピンから設備を動かす


- ロック状態に戻す
ピンの操作ボタンを使えるようにするため、編集モードを閲覧モード(ロック状態)に戻します。 - ピンを選ぶ
構内図の上で目的の設備のピンをクリックすると、右側にそのピンの詳細と操作ボタンが表示されます。 - 操作ボタンを押す
「ON」または「OFF」を押すと、操作確認のダイアログが表示されます。 - 実行する
ダイアログの「実行する」を押すと、親機のフローが動き、入出力ユニットのリレー出力が動作します。

画面からの操作と、現地の押ボタンからの操作は併用できます。
操作を実行すると、実際に設備が動きます。
初回は現地に立ち会い、狙いどおりに動作するかを確かめます。
【動作確認】 動いたことを、ピンの色で確かめる
電磁接触器の補助接点から読んだ状態をピンの色で表示すると、操作の結果を離れた場所から確かめることができます。
状態の読み取りには、マップアプリのピンに状態設定を追加します。


- 編集モードに切り替える
画面上部のボタンで編集モードに切り替えます。「編集中」と表示された状態で、登録されたピンをクリックします。 - 表示データを割り当てる
データソースに機器コード、プロパティに「input1」または「input2」を設定します。
データが保存されている場合、入力時に自動で候補が表示されます。 - 状態を割り当てる
「状態」に下記のように登録します。
– 1. 条件: 等しい 値: ON 色:グリーン(起動時の色指定)
– 2. 条件: 等しい 値: OFF 色:グレー(停止時の色指定)
– 適用条件なし. 色:レッド(上記に当てはまらない例外時の色指定) - ピンの保存
「上書き保存する」をクリックします。
状態取得フローで保存した値を表示値に指定し、状態定義に応じてピンの色を出し分けます。状態定義は上から順に評価され、最初に一致した条件の色が適用されます。
ピンの状態が表示されない場合、以下の原因が考えられます。
- 状態がまだ記録されていない
- データソースとプロパティの指定が正しくない
- マップ設定の「参照する過去データ範囲(分)」の設定値より前のデータしか存在しない
その他トラブルまたは詳細な設定手順はマニュアルをご確認ください。
マップアプリでの設定は以上となります。
電気配線工事には電気工事士の資格が必要です。工事は電気工事会社にご依頼ください。Field Magicは、一般産業設備・施設における運用上の監視・制御を対象とした製品です。故障や誤動作が人命・重要インフラ・環境に重大な影響を及ぼすおそれのある用途には使用できません。
詳細は、製品の取扱説明書・仕様書をご確認ください。
アプリ導入サポート「Field Magic Studio」について
遠隔制御に必要なアプリ設定(NodeRED、マップアプリ、スケジュールアプリ等)をBHが代行するサービス「Field Magic Studio」を提供しています。
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