屋外照明を無線で遠隔一括制御。広大な敷地での管理を省力化

FieldMagic

工場、物流倉庫、屋外運動施設や商業施設など、広大な敷地における照明制御では、タイムスイッチによる運用が一般的です。しかし、人手不足により省人化が急務となる昨今、点在する設備の管理効率化が強く求められています。

本記事では、既存設備を活かしたまま、機器を後付けしてIoT化し、点在する設備の一括管理によってコスト削減を実現した構成についてご紹介します。

点在する分電盤の「巡回設定」と「祝日などのスケジュール対応」

広い敷地内に照明設備が点在している現場において、従来の「単独のタイムスイッチ」による管理では、設定に回る「移動の手間」と、祝日や急な変更に対応できない「柔軟性の低さ」が課題となっていました。

分電盤の設定変更に伴う「巡回コスト」

営業時間の変更に合わせたタイマー設定の変更など、メンテナンスのたびに敷地全域に点在する分電盤を一つひとつ回る必要があります。この移動作業には多くの時間が割かれ、本来の業務を圧迫していました。

祝日・休業日・イベント等への対応

一般的な週間タイムスイッチでは、「毎週何曜日は何時」という固定サイクルでの動作が基本です。 そのため、不定期な休業日や祝日の営業時間変更、イベント開催時など、通常のサイクルから外れる日がある場合、現地での祝日対応を自動化しづらく、人手による対応が必要となるケースが発生していました。

マグネットスイッチやパワーリレーで広大な敷地の分電盤を一括で遠隔操作可能です。
屋外運動施設や商業施設、工場、物流倉庫など、広大な敷地の分電盤を一括で遠隔操作可能に。

既存設備を活かし「低コスト・短工期」でスマート化

これらの課題を、「FieldMagic」による各分電盤の管理で解決します。 タイムスイッチ機能を標準搭載しているため、既設のタイムスイッチと交換するだけで、照度センサーなどの周辺機器はそのまま流用が可能です。LoRa無線を活用し配線を最小化できるため、工事コストを抑えて「広いエリアの遠隔一括設定・制御」を実現します。

LoRaコントローラでスケジュールや照度による基本設定や、特定営業日(特日)の設定が可能

現場に行かなくても、中央管理室や管理事務所のPCやタブレットから全ての分電盤を確認・操作できるため、広大な敷地を巡回して設定変更を行う必要がなくなります。

祝日・特定日に対応した「スケジュール設定」

通常の週間サイクルに加え、祝日やイベント開催日など、特定日ごとの「スケジュール設定」が可能です。これまでのタイムスイッチでは難しかった、不規則で柔軟な運用制御を実現しました。

タイムスイッチ機能で祝日の設定が可能。
祝日は土日と同じ営業時間のスケジュールに設定するなどが可能

営業を止めない「後付け(レトロフィット)」導入

FieldMagicは、既存の分電盤に機器を追加するだけの「レトロフィット方式」です。 建屋や設備が入り組んだ現場でも、「LoRa無線」の特性(遠くまで届き、障害物を回り込む力)を活かすことで、新たな配線工事のためにアスファルトや芝生を掘り返したり、配管を新設したりする必要がありません。

配線などの敷設工事が不要となるため、多額の工事費を削減できるだけでなく、工場のライン停止や施設の休業期間を最小限に抑えて導入できます。

照明のDX化による「巡回ゼロ」と「省エネ意識」

「巡回ゼロ」で安全性と効率を向上

点在する分電盤への移動操作が不要になります。広大なフィールドにおける移動時間を削減し、空いた時間を設備の保全業務などに活用できます。また、夜間の見回り回数を減らすことで、安全管理上のリスク低減し、労務負担の削減にもつながります。

無理なく定着する、スマートな省エネ運用

必要な明かりは確保しつつ、不要な時は遠隔操作でスマートに消灯。現場の負担となるスイッチ操作の手間をなくすことで、組織全体のエネルギー管理に対する意識を、自然な形で高めていけます。

FieldMagic(フィールドマジック)の製品詳細は以下よりご覧ください。

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