浸水・漏水・冠水リスクを水位センサーとFieldMagicで抑える

FieldMagic

屋上ドレンや地下ピット、アンダーパスなど、日ごろの清掃や巡回による管理が難しい場所では、急な豪雨や台風で、浸水・漏水・冠水などのリスクが高まり、大きな被害につながる可能性があります。

FieldMagic(フィールドマジック)と無線の水位センサーを組み合わせることで、こうしたリスクのある場所に設置する「警報機」として活用ができます。

水位の急上昇や水の滞留といった異変を、管理者へメール等で通知します。平常時にも状況を把握できるため、点検や清掃を早められ、修繕コストの増大や操業停止といったリスクを抑えられます。

監視が行き届きにくく、浸水リスクの高い箇所

施設の浸水被害は、点検の目が届きにくい屋上や地下ピットなどで発生しやすく、気づいたときにはすでに水位が上昇していることも少なくありません。対応が後手に回り、設備の停止や漏電といった大きな被害につながるケースもあります。

1. 排水溝(屋上・外構ドレン)

落葉や飛来物で突発的に詰まり、屋上がプール化。階下への漏水や雨漏りを引き起こします。

FieldMagicを活用した対策
水位センサーで「水の滞留」を検知しアラートを通知、屋上がプール化する前の清掃対応を促します。

2. 地下ピット(機械室・電気室周辺)

豪雨などによる雨水の流入や、ポンプの不作動によって溢水が発生し、重要設備が水没して故障や漏電を引き起こすおそれがあります。

FieldMagicを活用した対策
水位センサーで水位の上昇を早期に検知。水位の変化も検出することで、本来はフローセンサーで起動するはずのポンプの故障や、吸い込み口の閉塞なども早期に気付くことができます。

3. アンダーパス

短時間での急激な冠水。車両の通行止めや浸水事故、施設の閉鎖につながります。

FieldMagicを活用した対策
水位センサーで設定ラインを監視し、「通行注意」「通行止め」の判断に活用できます。

FieldMagicで“外周部”を電源・配線レスで迅速にカバー

屋上・地下・屋外などの外周部は、巡回や目視に頼るしかないため、点検の優先度が下がりがちです。突発的な豪雨なども、状況が不明で対応が難しく、漏水や事故などのリスクを抱えやすい場所です。

FieldMagicなら、電池駆動の水位センサーとLoRa無線により、電源・配線工事を伴わず、常時監視の仕組みを整えることが可能です。電波が届きにくい場所は中継器で補え、直径10km圏内の広い敷地にも対応します。

機器構成

中継のLoRa通信ユニットで電波の届きにくい場所もカバー
各棟の屋上のドレン付近の水位や、地下にピットに水位センサーを設置。地下ピットは中継機を活用。

まずは被害が大きくなりやすい場所から導入し、状況に応じてセンサーを段階的に追加していくような、柔軟なスモールスタートにも対応できます。

通常時のデータを活用した「予防保全」

FieldMagicはアラートだけでなく、平常時に蓄積されるデータを予防保全に活用いただけます。

1. アラート履歴の分析と傾向把握

データをWebブラウザ上で可視化。「どのドレンが少量の雨でも滞留しやすいか」「どこのピットが水位上昇しやすいか」といった、施設ごとの弱点が明確になります。

2. 予防的な点検・清掃計画への反映

アラートが頻発する箇所や、排水に時間がかかる箇所を「清掃の優先箇所」として、データに基づき清掃計画を最適化。清掃後の回復具合もグラフで確認できます。

3. 防災対応の判断基準にデータを活用

警報発報時に「誰が」「何cmの水位で」「どのような対応(詰まり解消、ポンプ作動など)を行うか」という明確な数値の設定が可能になり、防災対応力を強化します。

「警報」と「予防」で、豪雨へのリスクに備える

FieldMagicと無線の水位センサーによる浸水監視は、これまで管理の目が届きにくかった箇所の「警報機」として機能し、浸水や漏水といった、大きな損失につながるリスクを抑えられます。

平常時に蓄積されるデータを分析すれば、施設内の脆弱な箇所を把握し、清掃や改修の計画に活かせます。突発的な対応に追われる従来の管理から、データをもとにした予防保全を行うことも可能です。大雨の際に起こりやすい浸水・漏水への備えとして、ぜひご活用ください。

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