工場の照明管理システムで、節電と隠れた労務負担を同時に改善

エリア操作照明システム工場
概要
広い工場内でも必要な場所だけの照明を、タッチパネルによる操作で簡単に点灯できるシステム。無駄な電力消費を削減しつつ、スイッチ操作のストレスを軽減します。
BEFORE
広い工場内ではスイッチまでの距離が遠く、照明や空調の操作は作業員にとって作業負担となっていました。さらに、点灯エリアがどのスイッチに対応しているかが分かりづらく、初めて作業を行う人にとっては操作が難しい状況でした。
AFTER
タッチパネル型のエリア指定スイッチを導入することで、スイッチの場所を意識することなく点灯操作が可能となり、作業員の負担が軽減されました。また、必要な箇所だけを効率的に点灯・消灯でき、無駄な電力消費を抑えられます。

お困りごと・課題

節電への課題

工場内の照明や空調の節電を検討しているが、スイッチが遠くの分電盤にあるため、頻繁な操作が作業員の負担となる。また、現場の動線を考慮すると、スイッチのオン・オフをこまめに行うのは現実的ではない。

初めての作業員の困惑

照明のスイッチがどのエリアに対応しているのか分かりにくく、初めての作業員が操作をためらうケースも発生する。

点灯スイッチが遠くにあるため細かな付け消しが困難で、稼働していないエリアの照明も点灯したまま作業を続けている

解決方法

タッチパネルを使用して広い建屋内の任意のエリアを選択し、点灯・消灯操作を行うことができます。これにより、スイッチと点灯エリアの関係を把握する手間が省け、直感的に必要な場所だけを操作でき、効率的な照明管理が可能になります。

壁スイッチ不要、タッチパネルで点灯操作

従来の壁スイッチのように他の作業エリアを意識する必要がなく、ストレスなく点灯・消灯の操作ができる。

ラップエリア消灯防止機能

複数の作業エリアが重複して点灯している場合でも、消灯操作時に重複エリアは引き続き点灯を維持する。

他作業者を気にせず消灯することができます

改善効果

タッチパネル式のエリア操作照明システムの導入により、次のような改善効果が得られました。

必用な時に必用な場所だけを点灯できる

各自が使用する場所だけを点灯・消灯できるため、無駄な電力消費を削減できる。

初めての作業員でも安心

照明とスイッチの位置を意識する必要がなく、新人作業員でも迷わずに点灯・消灯ができる。


導入先

トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車の工場にて、エリア操作照明システムを導入。
レイアウト変更が多い工場の現場で、効果的な照明のエリア管理を実現しました。


製品

GOOD DESIGN AWARD 2024

トヨタ自動車共同開発製品 エリア操作照明システム

作業エリアを指でなぞり照明をON/OFF。労務を軽減し安全性も確保します。無線で制御が可能なため、既設の照明設備に後付できます。既存の設備を生かし、環境負荷を抑えながら照明設備をアップグレードできます。

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