概要
クラウド上で照明の演出プログラムを管理し、遠隔から制御できるシステム「CLR-ONE」を開発しました。現場に直接行かなくてもライトアップやイルミネーションのプログラムの変更や更新がおこなえるため、迅速な対応を実現しながら、メンテナンス負担や出張費などの運営コストを抑えられます。

BEFORE
これまで、イベントのたびに現場へ赴き、担当者や業者が照明プログラムを変更していました。例えば、バレンタインデーには赤色を基調とした演出、クリスマスには温かみのある色合いの演出を行う場合、プログラマーへ毎回変更を依頼する必要がありました。現場対応による出張費や作業コストが発生し、迅速な対応も難しいという課題がありました。

AFTER
CLR-ONE導入後は、クラウド上に保存された演出データを、各現場の再生機器に遠隔配信が可能になりました。担当者や業者が現場へ行かなくても、ユーザー自身でクラウドの管理画面から演出を変更できるため、急なイベント変更や防災時の特定色点灯にも素早く対応できるようになり、コストや作業負荷が大幅に減ります。
お困りごと・課題
ライトアップやイルミネーションの現場では、以下の問題がありました。
演出費用の増加
イベントごとに演出プログラマーに依頼するため、継続的なコストが発生する。
現場対応の手間
プログラム変更のたびに担当者や業者が現場へ出向く必要がある。
迅速な変更が難しい
急なイベント変更や防災時の特定色点灯などに柔軟に対応しにくい。
解決方法
照明演出プロトコル「Art-Net(※)」を用いてプログラムされた演出データをクラウド上に記録し、各現場に設置された再生機器へ配信をおこなうシステム、「CLR-ONE」を開発しました。
プログラムを制作する装置や灯具を変更することなく、データのやり取りをインターネット上で管理するため、現場に赴かずに演出のメンテナンスが可能になります。
また、簡単なプログラムであればエンドユーザー自身で作成できるため、イベント開催に合わせた細やかな演出計画や、防災時の特定色点灯なども実現できます。
システムの基本構成

管理者のメリット
- 演出プログラムはクラウド上で保存・管理。
- 変更データを各現場の再生機器へ自動配信。
- PC/スマホから演出の遠隔メンテナンスが可能
ユーザーのメリット
- ユーザー自身が管理画面から演出プログラムを変更・スケジュール設定可能。
- 急なイベント対応や防災時の特定色点灯も、事務所や自宅から遠隔操作で実現可能。
※Art-Net
Art-Netとは、Ethernet上でUDP/IPを使用し、タイムコード信号を伝送する規格です。演出制御で広く普及しているDMX信号をイーサネット経由で伝送する通信プロトコルとして、ライトアップや舞台照明などの現場で一般的に使用されています。
製品特徴

既存設備の活用
既存の装置や灯具を変更することなく、そのまま導入可能。
簡単な操作
直感的に操作できる管理画面で、イベントに合わせた演出の作成や変更が容易。
安定した運用
Art-Net規格に基づく安定した通信と冗長性を持たせた設計により、トラブル発生時にも迅速に対応可能。
共同開発企業
エイテックス株式会社
「CLR-ONE」は、ビルや商業施設など多くの現場で、ライトアップの演出を遠隔管理で導入され、作業負担とコストの両方を軽減しています。
※CLR-ONEの販売はエイテックス株式会社が行っています。