【ききみエール】 建物の設備稼働状況をスマートフォンで共有、災害時の情報管理を円滑化

ききみエール共同開発戸田建設株式会社
ききみエール
概要
戸田建設株式会社との共同開発で、建物内の各種設備情報(電力、水、ガス、エレベーターなど)をクラウド上で一元管理するシステム「ききみエール」を開発しました。各メーカーの設備(BACnet対応)のデータを中央監視システムからクラウドへアップロード。災害時はスマートフォンアプリ(iOS)を通じて関係者へリアルタイムに稼働情報を配信します。

お困りごと・課題

既存の大規模な建屋内では、設備インフラの状況把握において以下の課題がありました。

状況把握の困難さ

災害時、停電・断水・エレベーター停止などが同時発生し、建物内の設備状況を迅速に把握することが難しい。

関係者ごとの情報ニーズの違い

緊急時、関係者ごとに求める情報が異なり、統一的な情報提供が求められる。

中央監視システムのアクセス制限

限られた人材しかアクセスできず、現場のスタッフが即座に状況を確認できない。


システム概要

各メーカーの設備情報(電力・水・ガス・エレベーター等)をクラウドで一元管理。中央監視からスマホへリアルタイム配信し、災害時の即応を支援します。

1. 中央監視システムからのデータアップロード

建物内の各種設備から取得された情報を、中央監視システムがBACnet IPを利用しクラウドへアップロード。

2. クラウドからスマホへ情報配信

クラウド上のデータをもとに、各関係者のスマートフォンへリアルタイムで情報を配信します。


製品特徴

災害時の混乱を未然に防ぎ、迅速かつ適切な対応が可能となります。建物内の設備状況をリアルタイムに把握し、安心・安全な環境づくりに貢献しています。

迅速な情報共有による災害対応

自然災害発生時、インフラや施設の被害状況、エレベーターの運行状況など、必要な情報を関係者のスマートフォンへ即座に配信することで、混乱を最小限に抑え、迅速な対応を実現します。

リアルタイムでのインフラ状況把握

電力、水道、ガスなどのインフラ被害状況をリアルタイムで把握可能。燃料・資源の残量情報から、機能継続可能時間や制限情報も即座に確認できます。

平常時の省エネ意識向上

平常時には、関係者へエネルギー使用状況を可視化することで、省エネ意識の向上や運用の最適化に貢献します。

ききみエール災害発生時

共同開発企業

戸田建設株式会社

「ききみエール」は、戸田建設株式会社との共同開発により実現しました。信頼性の高い建物管理システムとして、病院を中心に、多くの現場での導入が進められています。

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